【公示地価2026】福岡の最高価格は「天神(ワン・フクオカ・ビルディング)」4,092万/(坪換算)

昨日、国土交通省から2026年の公示地価(1月1日時点)が発表されました。
この公示地価について、私なりにまとめました。福岡の動向を中心に一早くお伝えしたいと思います。
公示地価とは
まず、公示地価について簡単にご説明します。
公示地価とは、国土交通省が毎年1月1日時点の土地価格を調査し、3月に公表するものです。全国の標準地を選んで、不動産鑑定士が適正な価格を判定します。
これは、私たちが土地を売買する際の目安となるだけでなく、相続税評価や固定資産税評価の参考となる重要な指標です。
全国の動向

出典:国土交通省「令和8年地価公示」(2026年3月公表)
2026年の公示地価は、全国平均で前年比2.8%上昇し、5年連続のプラスとなりました。上昇幅はバブル崩壊後で最大を更新しています。(ちなみにバブルのピークは1988年の21.7%でした。)
特に目を引くのが、住宅地の上昇率全国1位となった長野県白馬村です。インバウンドによる外国人向けの高級リゾート化が進みなんと33.0%の上昇を記録しました。
(令和7年 20,600円/㎡ → 令和8年 27,400円/㎡)
また、東京都の商業地は12.2%上昇し、銀座の山野楽器本店前が1平方メートルあたり6,710万円で20年連続の全国最高額となりました。(坪2億円超えです)
福岡の状況
さて、私たちが最も気になる福岡はどうでしょうか。
福岡市の住宅地は前年比7.0%上昇しました。ただし、前年(9.0%)と比べると上昇率は鈍化しています。全国順位も、前年の1位から2位に後退しました。
これは、地価上昇や建築費の高騰が影響していると見られています。東京や大阪で伸びが加速する一方、福岡など地方の主要都市では上昇率が縮小する傾向にあります。
具体的な数字を見てみましょう。
具体的な動きを見ると、福岡の強さがより明確になります。
(住宅地としては最高)
大濠1丁目(中央区)
→ 149万円/㎡
→ 44年連続で県内住宅地最高
(県内商業地最高)
天神(ワン・フクオカ・ビルディング)
→ 1,240万円/㎡
(博多駅周辺最高)
博多駅前3丁目
→ 818万円/㎡
(商業地上昇率トップ)
箱崎3丁目(東区)
→ 上昇率+18.1%(県内トップ)
→ 九大跡地再開発への期待




出典:国土交通省「令和8年地価公示」(2026年3月公表)
福岡県内の最高額は、福岡市中央区天神の大型複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング」で、1平方メートルあたり1,240万円で、前年比2.5%の上昇となりました。坪に換算するとなんと4,092万円となります。(気になったので百道・西新周辺も載せています。)
博多駅周辺や天神エリアは引き続き堅調です。大濠1丁目などの住宅地も、都心部へのアクセスの良さから人気が高く、底堅い上昇傾向が続いています。箱崎3丁目エリアも、九州大学移転後の再開発期待から注目を集めています。
上昇率は鈍化も、依然として強い福岡市場
福岡の底堅い上昇傾向の背景には、福岡の持つ強い魅力があります。
福岡では今後、10億円を超える高級マンションの販売が予定されています(MJR赤坂ゲートタワー)。また、投資用として不動産を購入する動きも活発です。国内外の投資家が福岡に注目しており、今後も今後の動向にも注目が集まっています。
土地所有者様へ
公示地価の上昇は、資産価値の上昇を意味します。これは喜ばしいことですが、同時に固定資産税の上昇にもつながります。
また、相続を考える際にも、土地の評価額が高くなることで相続税の負担が大きくなる可能性があります。今後は対象となる世帯の増加も見込まれており早めの対策が重要です。
一方、売却を検討されている方にとっては、良いタイミングが続いているとも言えます。ただし、地価の動向だけでなく、ご自身のライフプランや税金面も含めて、総合的に判断することが大切です。
おわりに
公示地価は、土地市場の動きを映す「体温計」のような存在です。
福岡は上昇率こそ鈍化しましたが、依然として全国2位の伸びを維持しており、底堅い需要があることが分かります。
もし、ご自身の所有する土地の価値や、今後の活用方法についてご不安なことがあれば、ご相談ください。


